ホフロマ塗は昔から工業の街で民・工芸品も発達した大きな町
ニジニ・ノブゴロドで生まれました。300年も続く伝統工芸、文様は
時代とともに変化をしましたが金彩に植物を主にした赤や黒が浮かび
上がる華やかなスタイルは1820〜1830年代にイコン画の技法をもとに
確立されました。この金色は錫(スズ)が高温で熱され輝かしい色彩を
生み出すのです。1889年パリ万博で世界的に評価されヨーロッパを
中心とした海外からの需要も増えました。いまやホフロマ柄はグジェリ
陶器と並びロシアをイメージするにふさわしい文様となりました。
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